大コケ感あったのにキャストが凄まじかった映画『東京喰種トーキョーグール』

ブログ開始から半年が経過したようです。

山の日(祝日)なので映画を観てきました。

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特典はカネキくんでした。

来場者特典があるとは知らずに受け取って驚きました。

それにしてもこの特典、すごく面白い企画じゃないですか?二次元(漫画)を三次元化(実写化)したあと、また二次元(イラスト)に還すという……

 

 

 

例に漏れず感想は続きから。

 

カネキ役の窪田さんがすごい

カネキくんを演じる窪田さんがすごすぎて……汚れ役というか、映画という形でしっかり映像を見せていくからこそ、食べ物を散らかすシーンや空腹で自制がきかないシーンは強烈ですさまじかったです。

一応PG-12で、作品の都合上人肉っぽいものなども出てくるんですけれど、それ以上にカネキくんのげろげろしているシーンの方がよっぽどグロ注意というか。

ほかにもトーカちゃん役のふみかす*1が良かったりリゼさんも良かったし真戸さんもハマっていたし……キャスティングは良かったと思うので実写と言うだけで毛嫌いしなくてもよいのでは、と思います。

ああ、ふみかすを腫れ物扱いしなくてよい世界に戻りたい……

 

……すみません、キャスティングは良かったと書いたくせに、亜門さんだけは完全にダメでした……

というのも亜門さんを演じているのが、ドラマ『あなたのことはそれほど』の有島光軌役の鈴木伸之さんなんですよね。彼自身は全くもって悪くないんですけれど、ドラマでの「亜胡ちゃ~ん♡」と亜胡ちゃん(有島くんの子供)に赤ちゃん言葉でべた惚れな姿が重なりすぎて(不倫ダメ男のイメージではなく親バカなイメージに侵食されてしまいました)、最終的には「有島くんが亜門さんのコスプレして仕事してる……」とかそういう感情に邪魔されてしまったので本当に鑑賞が辛かったです……私だけですかね……

ドラマなんかで殺人犯の役をすると世間から白い目で見られるみたいなエピソードって都市伝説だと思っていたんですけれど、今ならちょっとわかります……

たぶん彼を画面越しに見かけるたび「有島くん」だと認識してしまう気がします……

 

 

ただ、手放しで褒められない

映画を観て良かったなーというところだけに留めようかと思いましたが、微妙と感じたこともちゃんと残しておきたいので書きます。

( CGがもちろんアレだったのはまた別次元の話なんですけれど、さっと観たレビューではCGスゴイ!みたいな文字が躍っていてCGってああいうのがデフォルトなので自分の期待するものが大きすぎるのかな、、と思っているのでちょっとスルーしていたのですが、やっぱりがんばって欲しかったな……と思うので触れさせてください)

 

 

※ここからはネタバレを含みます

 

 

 

映画をみると決めていたので敢えて原作未読の状態、一応アニメ1期だけ観た状態で鑑賞してきました。

時間的にも、大体この辺りで映画は終わりだろうなと予測できていたので物足りないとかは全然気にしていないどころか、映画はここで切ってしまってよかったと思うのですが……(アニメ1期は消化不良でした)

カネキくんの初めての戦闘シーン。(そして映画ではクライマックス)

トーカちゃんと特訓したとはいえ、戦闘慣れしておらず、喰種としての力も使わず(というか使えず)ほぼやられっぱなしのカネキくんが、死ぬ気で亜門さんを足止めするシーン。

ようやく能力が覚醒したカネキくんが、このままでは亜門さんを殺してしまうことを察知し、敵である亜門さんに対して「逃げてください」と叫ぶシーンがアニメにはあったんですけれど、映画では聞こえずで。

人を食べたいけれど殺人はできない、そんな葛藤を抱えているのに「僕を人殺しにしないでくれ」というセリフだけではカネキくんの持つ優しさが見えないというか……喰種になって気が狂ったかにしか見えないんですよね。

人間を食べる(=殺す)喰種という存在を単に喰種というだけで抹殺してもよいものか(食べないと生きていけないから食べるし、殺人が好きな喰種もいれば殺人を行わず、死体を食べて暮らす喰種もいる)という問題提起がある以上、人間の気持ちも喰種の気持ちもわかるカネキくんにしか言うことのできないあのセリフだけは入れる必要があったのではないかと思います。

このクライマックスを丁寧に描いていない点がガッカリポイントで、オススメと単純に言いにくいところだったりします。

 

復讐についてはどちらかというと大きなテーマではありませんが、復讐すべき本人が復讐する気がなく終わってしまうという後味の悪さは大好きです。

 

 

2017/8/15追記

  偶然発見した感想ブログ。頷きながら読み進めてしまいました。

slhukss1.hatenablog.com

*1:出家騒動で今年ものすごく話題をかっさらった清水富美加ちゃん。蔑称ではなく、ちゃんと公認です。(友達との間でふみかすと呼ばれることになったけれど、自分はかすみたいな人間だからきにいっている的なエピソード、今思えば闇を感じますね)